社内SEと客先常駐型派遣SEの違い!50代が転職するならどっち?
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みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

転職できなかった52歳社内SEのおぐです。

私が新卒の頃は「35歳SE限界説」というのがあって、35歳を超えると管理職になったり、営業になったりするのが普通だと考えられていました。

ところが、自分が50歳を超える頃になると、SEが不足していて、限界どころか転職も可能という状態になっています。

しかし、SEといっても専門分野や所属によって、異なります。

私が転職を希望している社内SEと、たくさんオファーが届く客先常駐型派遣SEについて調査してみます。

 

社内SEと客先常駐型派遣SEの違い

プログラマー

社内SEとは、社内システムの企画や開発、運用を行うSE(システムエンジニア)です。

インフラやネットワークも担当することがあります。

ヘルプデスクやパソコンのキッティングも業務範囲に入ることが多く、特に中小企業の場合、社内SEが限られてくることから、何でもこなす必要が出てきます。

オフコンの時代から続けて社内SEをしてきた人もいますが、突然、インターネットやネットワークの対応も業務になったりして、大変なんですよね。

特にセキュリティ対応なんて、専門知識の塊なのに、システムだからの一言で担当にさせられて、苦労しています。

転職サイトを検索していると、受託開発の会社で、社内で開発作業を行うSEを「社内SE」と称している会社があります。

私の見解としては、それは「開発SE」であって、社内SEではありません。

あくまでも、社内で利用するシステムを開発するのが社内SEであって、作業場所が社内であっても、外部企業のシステムを開発するのであれば、開発SEだと認識しています。

一方、こんな言葉があるのかどうかわかりませんが、客先常駐型派遣SEは、人材派遣会社から派遣されて客先に常駐するSEです。

基本、システム開発を行うSEですが、開発業務が終わった後の運用やメンテナンスを担当するため、常駐しつづけるSEもいます。

依頼する会社も、突然、担当者がいなくなっては心配なので、常駐しつづけてもらう事が多いのですが、コストが割に合わなかったり、業績が不振になったりすると「雇い止め」となります。

開発が終わった段階で、ほとんどのメンバーは雇い止めになるので、常駐し続けるのはごく一部のメンバーとなります。

プロジェクト毎に客先を渡り鳥のように移動するのが、客先常駐型派遣SEです。

システムエンジニア(SE)の分類
  • 社内SE:社内システムの開発・運用
  • 開発SE:顧客システムの開発・運用
  • 客先常駐型派遣SE:顧客企業に常駐してシステムの開発・運用

 

社内SEのメリットとデメリット

戦略

社内SEのメリットとしては、システムの上流から下流まで広く担当することができます。

大企業の社内SEだと細かく職種が細分化されることもあると思いますが、中小企業の社内SEは何でも屋なので、システムの企画から開発、運用、保守、など広く関わることになります。

開発は外部に委託することが多いので、外部業者とやりとりしながら、進捗管理したりします。

また、社内の業務部門と意思疎通し、どんな業務システムが必要になるのか検討したり、システム化に当たって提案したりします。

私のように「ひとり情シス」になると、逆に何もできなくなるので、依頼されたことを時間が許す限り淡々とこなすだけです。

ひとりなので、すぐに作業計画が一杯になります。

にもかかわらず、残業禁止令が出ているので、作業をお断りするしかありません。

システムの企画なんて、もっての他です。

経営層から何か言われても、話は聞きますが、外部の委託業者に橋渡しして終わりです。

全くメリットになっていませんね。

一方、デメリットと感じていることは、年収です。

社内SEは、あくまで間接部門の社員です。

他の社員と給料は変わりません。

直接部門の人に比べると、かなり少ないぐらいです。

コストセンターなので、評価されにくいのもありますが、このご時世なので、残業できないのも大きいです。

社内SEのメリット・デメリット
  • メリット:システムの上流から下流まで携われる
  • デメリット:評価されにくい、給料が安い

直接応募できる社内SEの求人を検索する方法は、コチラの記事に記載しています。
⇒ dodaの直接応募できる企業を検索!50代でエージェント経由は無理!

 

客先常駐型派遣SEのメリットとデメリット

会議

客先常駐型派遣SEのメリットとしては、給料が良いことです。

実際に、私が派遣SEをしていた頃は、今の3倍の年収がありました。

ちょうど、働き盛りの年頃だったのもありますが、高い時給で働いていました。

転職サイトの求人を見ていても、今の私の年収より、かなり多いです。

派遣先によって違うのかも知れませんが、SEが不足しているようなので、自然と単価も上がっていきます。

一方、デメリットは、雇用が安定しない事です。

実力のあるSEなら安泰なのでしょうが、一般よりも使えないSEだと、プロジェクトが終了すると不安になります。

私が派遣SEをやっていた頃と違って、今は人材派遣会社に正社員として雇用されるのが前提なので、そこまでひどくないと思いますが、それでも、次のプロジェクトがアサインされず、自ら退職するように追い込まれるという話も聞きます。

自分が痛い目を見てきているので、客先常駐型派遣SEで仕事をしたいと思いませんが、実力のある人には、良いかもしれません。

客先常駐型派遣SEのメリット・デメリット
  • メリット:実力に応じた高い報酬が得られる
  • デメリット:雇用が安定しない場合が多い

 

50代社内SEが転職するならどっち?

マニュアル

私のような50代の社内SEが何らかの理由で転職するとしたら、どちらでしょう。

というか、再び、社内SEで転職するのは、かなり難しいです。

その上、年収UPで転職したいのであれば、客先常駐型派遣SEの一択なのかも知れません。

人材派遣会社からのオファーは、たくさん頂きます。

ほとんどブロックしているので、詳細な条件までは見ていませんが、応募すれば採用してもらえる会社もあるのではないかと期待しています。

しかし、応募する気になれません。

雇い止めの経験は、かなり強烈でした。

それを無かったことにして、人材派遣会社に登録することは難しいです。

それでも、あの給料は魅力ですが・・・。

ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!

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