30代の頃、めちゃめちゃ本を読んでいた時にAmazonをよく利用しました。
書店で本を買うと、同じ本を何回も買ってしまうので、Amazonなら、それを防げました。
あの時はインターネット書店ぐらいにしか考えていなかったのですが、今では巨大IT企業です。
しかし、AmazonをIT企業と呼ぶのは、少し違和感があります。
物流センターを持ち、配送も自前でやろうとしています。
Amazonについて、もっと知りたいと思いました。
この記事の内容
ジェフ・ベゾス「アマゾンをつくった仕事術」を読んだ感想
「アマゾンをつくった仕事術」を読んで気になったフレーズは次の3つです。
- 「思いがかなう」のはビジネス。「思いがけない」のがサービス。
- 倉庫がなければ会社は存在しない。
- チャンスを得るにはチャンスが生まれる場所に行く
アマゾンは「顧客第一主義」と言われていますが、それは「思いがけない」のがサービス、というフレーズに表現されています。
ジェフ・ベゾスがインターネットで書店を始めようと準備を始めた時、本の販売について学ぶため全米書籍販売業者協会主催の入門講座を受けたそうです。
そこで聞いた話からカスタマー・サービスに関する大きなヒントを得たのですが、アマゾンは創業からサービス開始まで1年近い準備期間を置いています。
顧客が思いがけないサービスを受けられるように、しっかりと準備して、商売を始めたのがわかります。
倉庫がなければ会社は存在しない
ネット販売を行っている会社はたくさんありますが、自社で配送センターを持って事業を行っているのは、ごく一部でしょう。
Amazonで注文した商品が素早く届くのは、配送センターを持っているからです。
とある、アパレル系のECサイトでは、注文を受けてからメーカーに発注し、納品された商品を集約して出荷しています。
ユーザーが注文してから商品を受け取るまでに2週間ぐらいかかることもあります。
待っている間に季節が変わってしまいそうです。
夏物が欲しくて注文したのに、商品が届いたころには秋になっていることもあります。
Amazonは自社で配送センターを持ち、他社製品の出荷業務の代行も行っています。
今では配送業務も内製化しようとしています。
本の中ではベゾスが倉庫スタッフとふざけているエピソードが紹介されています。
外からIT企業と見られているAmazonですが、当事者たちは、そうは考えていないのでしょうね。
チャンスを得るにはチャンスが生まれる場所に行く
ジェフ・ベゾスは、インターネットの可能性に気づき、何か商売を始めようと思って本の販売を始めたそうです。
本の販売自体は、古くからあるビジネスモデルです。
しかし、インターネット空間で書店を始めたことが違ったのでしょうね。
Amazonがサービスを開始した時点で、他にもネット書店はあったそうです。
しかし、Amazonに比べて、本が届くまでに時間がかかったり、本が破損していたりしたそうです。
ベゾスはそこにチャンスを見つけたのでしょうね。
今だと何でしょう?
ジェフ・ベゾス「アマゾンをつくった仕事術」の概要
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楽天ブックスに記載されている商品説明は以下のとおりです。
「利益を出すことは愚かだ。儲けるくらいなら、顧客にもっとサービスしろ」「地球最大の書店」というキャッチフレーズでスタートしたアマゾンは、すでに「米国で最も信頼できるブランド」のトップに選ばれるほどに成長し、世界の消費スタイルすら変えた。創業者・ベゾスの生い立ちや、数多く残した名言、そしてアマゾンのこれまでの歩みを振り返りながら、稀代の経営者の哲学、発想術、ビジネス戦略を学ぶ。
出典:https://a.r10.to/hV3ZQc
「アマゾンをつくった仕事術」は2014年に発売された本ですが、紙の書籍を新品で購入するのは難しいみたいです。
Amazon.co.jpでも検索してみましたが、中古のみでした。
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