転職したい50代社内SEのおぐです。
転職活動を始めて半年ぐらい経ちますが、書類審査に全くとおりません。
最初は年齢がネックになっているのかと思いました。
エントリーした直後に断ってくるような会社は、経歴を読んでくれているとは思えません。
200社以上にエントリーしていますが、年齢で断っている会社も相当数あると思います。
しかし、そんな会社ばかりでしょうか?
この記事の内容
社内SEはキャリアとして評価されない
社内SEでも先端企業で最新技術を取り扱っていたり、
大企業でプロジェクトを管理したり、
部下をマネジメントしたりすれば話は違うと思います。
田舎の零細企業で、細々とひとり情シスをやっている社内SEでは、
キャリアと呼べるような職歴はありません。
冷静に職務経歴書を見直したのですが、
直近の10年ほどは、ぼんやりとしか書かれていません。
社内SEとして、システムのメンテナンスやユーザー管理、
ヘルプデスクなどの日常業務を行っていたので、
明確に〇〇プロジェクトとか、開発規模や予算を
書くような感じになりません。
日常業務の中で業務改善として、ある部分を自動化したり
取引先のシステム変更に対応したりしていますが
職務経歴としては書きにくいことばかりです。
特に時間の管理に関しては、かなり鈍くなっています。
SIerや開発系SEで仕事をしていた頃は、
いつも納期に追われ、時間管理がシビアでした。
社内SEの仕事では、納期が決まっていない作業が多く
たとえ忘れていたとしてもペナルティになるようなことは
ほとんどありません。
社内SEの仕事は、上手く説明できないし、時間感覚も緩い、
自分で読んでも評価できない職務経歴書になってしまいます。
採用担当者から注目される経歴やスキルは?
社内SEは人気の転職先です。
開発会社でプログラマーやシステムエンジニアを経験した
20代後半や30代の人が社内SEに転職希望します。
特に大企業の場合、若い人の方が採用しやすいです。
開発会社のSEは、エンジニアという専門職っぽいですが、
事業会社の社内SEは、サラリーマンっぽい感じがします。
入社した後は、サラリーマンとしてキャリアを積んでいくので
若い人の方がなじみやすいです。
それがわかっていて、敢えて40代のSEが社内SEを望むのは
クライアント側の方が楽だと思っているからでしょう。
大手SIerというよりも、下請け開発会社のSEは、
クライアントの意向を断れず、
仕様変更などで振り回されることがよくあります。
いつかはクライアント側になってやる、と考えている
SEはたくさんいるんじゃないでしょうか?
しかし、実際に社内SEになってみればわかりますが、
結局、現場相手に調整しなければいけないので、
外部だろうと社内だろうとあまり変わりません。
それなら、キチンとプロジェクトとしてアサインされる
開発会社のSEの方が、自分のキャリアとして積みあがっていきます。
社内SEも悪くありませんが、
自分の性格や適性をよく判断して
キャリアを組み立てて欲しいですね。
社内SEになるのであれば、就社する意識を忘れず、
自社のサービスに貢献することを第一に考えるべきです。
その上で、どんな改善を行ってきたのか、
どんなプロジェクトに関わってきたのか、
キャリアとして残せるように記録しておきましょう。
新しい技術を習得する
社内SEが仕事を通じて新しい技術を習得するのは、
難しいかも知れません。
社内で開発を行っているような会社だと良いのですが、
そうでなければ、社内SEが新しい技術を習得する機会はめったにありません。
大規模はプロジェクトは、そんなに度々あるわけではありません。
自ら何か目標を持って、新しいことに挑戦するしかないです。
わかりやすいのは、情報処理技術者試験に挑戦することですね。
公的な資格なので、履歴書に記載することができます。
40代や50代になると、それなりの経験があるので、
プロジェクトマネージャやITサービスマネージャなどの
高度情報処理技術者を目指すと良いでしょう。
大手SIerに勤務していた時は、情報処理技術者試験に挑戦すると
講座の受講費補助や合格時に祝い金が出たりしたので
毎年何かしらの試験を受けていました。
最近は、資格試験だけでなく、プログラミングスキルや
プロジェクトマネジメントなどについても
オンラインの動画でスキル取得できます。
学べるチャンスは効果的に利用したいですね。
本を読む
技術だけでなく、人としてキャリアアップするなら、
読書がおすすめです。
何を読んでも良いのですが、読書初心者の方には、
まず読書術の本を読むことと良いでしょう。
おすすめは齋藤孝さんの「大人のための読書の全技術」です。
「大人のための読書の全技術」は少し古い本ですが、
読書法だけでなく、齋藤先生がおすすめする本が
50冊リストアップされています。
幅広い分野の本がカバーされているので、
興味を持つ本が必ず見つかります。
最近、私は「利己的な遺伝子」を読み始めました。
昔から気になっていたのですが、
難しいだろうと思い敬遠していました。
途中でやめてしまう可能性が高いのですが、
齋藤先生がすすめている本なので
挑戦してみようと読み始めました。
何か1つでも興味が持てる文章を見つけられたらいいなぁ、と
思っています。
注目される職務経歴書とは?
職務経歴書を見直したところ、多くの転職エージェントから連絡が来るようになりました。
私が利用している求人情報サイトは、どこも転職エージェントからの連絡がくる仕組みになっています。
採用企業の担当者だけでなく、転職のプロが仲介してくれます。
私が、職務経歴書を見直した時に注意した点は、わかりやすくすることでした。
職務経歴書なので、これまでに経験した事実を捻じ曲げてしまうと問題になってしまいます。
事実は事実として表記し、冒頭部分に概要を記載したり、最後に自己PRを書いたりします。
特に、50代の中高年になると経歴が長くなってしまうので、冒頭部分の職務概要で、アピールしたい経歴を強調しておきます。
そして、出来ることを列挙しておき、採用担当者の興味をひくようにします。
最低でも1か月に1回ぐらいは内容を見直して更新した方が良いでしょう。
更新したタイミングで注目される仕組みがあるのかわかりませんが、更新後は、採用担当者や転職エージェントの目に留まりやすいみたいです。
表現を見直す程度でも構わないので、職務経歴書の見直しは、転職先が見つかるまで、頻繁に行った方が良いです。
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