創業社長の視点と従業員の視点!業務の自動化は簡単?考え方の違い!
スポンサーリンク

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

転職した52歳社内SEのおぐです。

前職までは全く気が付かなかったのですが、最近になって特に気になることがあります。

それは「社長の考え方」と「従業員の考え方」の違いについてです。

特に「創業社長」は仕事の取り組み方に貪欲です。

物事を考える時に「いかにすれば出来るか」と視ているのが創業社長です。

「そうは言ってもこんな時は出来ないよね」と考えてしまうのが従業員です。

先日、その違いを認識してしまう出来事があったので、ご紹介します。

 

業務の自動化

業務の自動化

中小企業で社内SEをしています。

業種は製造業で工作機械を使った金属加工の仕事がメインです。

社員数が数十名規模の中小企業ですが、設計部門と製造部門に分かれています。

製造部門では工作機械を使って金属を加工し発注元に納品しています。

受託製造で自社開発品や標準品の製造はありません。

設計部門では発注元から入手した図面を元に工作機械で使うプログラムを作っています。

私が担当している業務は、このプログラム作成の自動化です。

工作機械のプログラムは、新規の場合、CAMを使って図面から生成します。

すでに似たような加工があった場合、以前に作ったプログラムからコピーで生成します。

弊社の場合、プログラムの約9割がコピーです。

設計図面が異なっていても加工位置が少しずれていたり、寸法違いがあったりする程度のことが多くあります。

このような場合、過去に使用したプログラムをコピーして引数を修正して使っています。

ただ、修正箇所を間違えたり、紐づいて直さなければならない項目を忘れていたりで、トラブルに発展します。

そこでコピー作業を自動化して、整合性チェックを行い作業効率を上げる仕組みを作るのが私の仕事となりました。

 

創業社長の視点

創業社長の視点

プログラムの自動生成を発案したのは創業社長です。

弊社は製造工程のDXに取り組んでいて、全社システムの再構築を行っていました。

ある日の打ち合わせで「それができるなら、これもできるんじゃないか」と創業社長がひらめき、急遽プロジェクトが始まりました。

これまでバラバラに悩んでいたことが一気につながり、DXの完成形がハッキリしたことに興奮しているようでした。

これとこれを組み合わせればこれができる。

あれとあれを組み合わせればあれができる。

創業社長の視点は「できる」ことばかりで積極的な考え方です。

全てが可能性の塊ですね。

創業社長の考えていることって、私にはチンプンカンプンなんですが、自分の思いついたアイデアを興奮気味に話す姿を見て、実現したいなぁと思いました。

リクナビNEXTに登録して50代の求人情報を確認する

 

従業員の視点

従業員の視点

創業社長が「できる」と思いついたアイデアも従業員の協力がなければ実現できません。

創業社長は、自分の考えを1日かけて資料にまとめ、設計部門のメンバーにお披露目しました。

創業社長のアイデアをその場で否定するメンバーはいませんでしたが、後になって私に質問してくる人がいます。

「そんなこと、本当に実現できるの?」

質問じゃないですね。

できない理由をたくさんご教示いただきました。

なるほど、実務者である従業員の視点だと保守的な考えになりますね。

出来るかどうかわからない仕事に挑戦して評価を下げるより、今出来ている仕事にしがみついてそれなりの評価を得る方が達成感を得やすいです。

創業社長のアイデアが実現すれば、今までより作業が楽になるのは想像できるみたいですが、あまりにも簡単に実現しそうな口ぶりに不満があったようです。

自分たちの仕事は「そんな簡単なモノではない」とでも言いたいような雰囲気でした。

何アピールだよと思いつつ「そうですよねぇ」と曖昧な返事をして、その場を逃れます。

創業社長もそんな簡単に実現できるとは考えていませんが、話し方でそう聞こえてしまうのでしょうね。

 

考え方の違い

考え方の違い

創業社長はできると考え、従業員はできないと考えているようです。

正直、私はどちらの意見が正しいのかわかりません。

転職したばかりで、そこまでの業務知識はありません。

社内SEとして、どうすれば「できる」のか、できる方法を模索しているばかりです。

システム開発者の立場から言えば、「できる」意見も「できない」意見も大切なんですよね。

どちらも無ければ仕様の検討が甘くなります。

最終形、自動化できたものの「そんな面倒な手続きなら今のままがいい」となったとしても、その方法では無理だったことがわかっただけです。

他の方法を考え、また突き進むだけです。

ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!

このブログは人気ブログランキングに参加しています。

応援してもらえると、とても喜んでもっと良い記事を書きますので、下のバナーをクリックしてください!

スポンサーリンク
おすすめの記事