当時は不満ばかりだったのですが、退社してしばらくすると、いい会社だったんだなぁと感じています。
IT業界を希望する新卒に、おすすめの就職先を紹介します。
この記事の内容
IT業界はピラミッド型のヒエラルキー構造
IT業界はピラミッド型のヒエラルキー構造になっています。
わたしはピラミッドの頂点となる、元請けの大手SIerに勤務した事があります。
逆にピラミッドの底辺となる、孫請けのシステム開発会社にも勤務した事があります。
孫請けのシステム会社に勤務していたのは20代の頃で、顧客企業に常駐してプログラマーとして作業していました。
孫請けでしたが、元請け企業の名刺を持って、顧客企業の担当者とやりとりをした事が何度もあります。
顧客企業の担当者も、本当はわかっているのですが、元請け企業の社員として受け答えしてくれました。
元請けの大手SIerに勤務していた時に感じたことは、「何て、ホワイトなんだ」ということです。
長時間労働で仕事が楽な訳ではありませんが、残業時間はキッチリ手当が付きました。
職場でのパワハラも、甘いというかヌルいというか。
ノリは体育会系でも、お坊ちゃま育ちなんですよね。
孫請けで壮絶なパワハラを経験していたからだと思いますが、体調不良に追い込まれるようなことはありませんでした。
勤務している会社の役割だけでなく、SEやPGなどIT職種にもヒエラルキーが存在します。
IT業界のいいところ
大手SIer経験者の私が思うIT業界のいいところは以下の通りです。
IT業界のいいところ
- 給料が高い
- 自分のペースで仕事ができる
- 教育制度がしっかりしている
- 福利厚生が整っている
- 無理やり飲まされない
給料が高い
完全週休2日でしっかりとした給料でした。
ボーナスも同世代のサラリーマンより良かったです。
30代で平社員だったので、とても給料は良かったと思います。
自分のペースで仕事ができる
能力が著しく低いと大変かもしれませんが、プログラミングの仕事は品質に個人差が激しいので、多少サボっても、まずバレません。
バグを出さなければ効率よく仕事ができます。
顧客のコントロールが上手くできていれば、仕様変更で振り回される事もほとんどありません。
教育制度がしっかりしている
変化の激しいIT業界なので、教育研修制度がしっかりしています。
IT技術やプロジェクトマネジメント、階層別の研修など、月に1回は何かの研修がありました。
自主的なプログラミング勉強会やWBTで資格取得講座が社内であったりして、外部の研修にも会社の費用で参加させてもらいました。
福利厚生が整っている
儲かっている業界だからだと思いますが、社員食堂がキレイです。
社員食堂なので、格安で利用する事ができます。
夜は軽く飲めたりするので、繁華街に出かけてお金を使う事が少なくなります。
他にも、カフェテリアプランなどで利用したい福利厚生を選べたりします。
無理やり飲まされない
若い人が多いからなのか、飲めない人が多いからなのか、会社の飲み会で無理やり飲まされた事がありません。
今は普通の事ですが、私が新入社員の頃は、無理やり飲まされる事はよくありました。
「訓練すれば飲めるようになる」と先輩社員に言われ、乾杯する時の最初の1杯は飲めとビールを注がれたりしました。
私は全く飲めないので、乾杯の一杯だけでも気分が悪くなります。
最初からウーロン茶で参加できる飲み会は快適でした。
新卒におすすめの就職先!IT業界の売上ランキング
IT業界の国内売上ランキングでトップ企業は富士通です。
IT業界売上高ランキング
- 富士通(3兆527億円)※テクノロジーソリューション部門
- NTTデータ(2兆1171億円)
- 日立製作所(2兆89億円)※情報・通信システム部門
- NEC(7143億円)※システムプラットフォーム事業
- 大塚商会(6912億円)
- 野村総合研究所(4714億円)
- 伊藤忠テクノソリューションズ(4296億円)
- TIS(4056億円)
- SCSK(3367億円)
- 日本ユニシス(2870億円)
出典:https://en-courage.com/articles/1906
富士通やNECはハードウェアも販売しているので、売上高では多くなりますね。
IT業界は大手企業に就職するのがおすすめです。
下請け企業ではなく、元請け企業が良いです。
もしくは、独自の技術が認められているベンチャー企業ですね。
例え上場企業であっても、大手企業に人を派遣しているだけのIT企業は考えた方が良いです。
IT業界の闇の部分は、そういった企業で多く聞きます。
元請け企業の社員は定時で帰っていくのに、下請け企業のSEは深夜残業や休日出勤を余儀なくされるという噂をよく聞きます。
企業選びは慎重にしましょう。
新卒におすすめの就職先!IT業界の年収ランキング
ITmediaに掲載されたSIerの平均給与は以下のとおりです。
SIer/システム開発系企業の平均年収
- 野村総合研究所(1221万円)
- 三菱総合研究所(941万円)
- オービック(901万円)
- ISID(896万円)
- 伊藤忠テクノソリューションズ(871万円)
出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/26/news069.html
IT業界の国内売上ランキングとは大きく異なりますね。
野村総研や三菱総研をSIerと呼ぶのかどうか考えてしまいます。
どちらかといえばシンクタンクですが、SIerの仕事もしているという事でしょう。
純粋なシステム開発会社よりも、上流工程を担うコンサルティング業務も行っている企業の方が年収が良くなります。
ISIDやCTCのように大企業のグループ会社だと親会社にひっぱられて年収が良くなります。
電通の平均年収は1168.8万円(2019年12月期有価証券報告書)です。
また、パケージソフトウェアを提供している、オラクルやジャストシステムも、IT業界としては平均給与が高いようです。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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