転職した52歳社内SEのおぐです。
『LISTEN--知性豊かで創造力がある人になれる』という本が話題になっています。
「自然は人間に、舌ひとつと耳ふたつを与えた。自分が話すその倍は、人の話を聞くようにと」
古代ギリシャの哲学者エピクテトスの言葉です。
人の話を聞くことについて考えてみます。
この記事の内容
人の話を聞く
人の話を聞くことを「傾聴」と言ったりします。
傾聴するのは苦手です。
自分の話すことばかり考えてしまいます。
コーチングのセミナーを受けて、しばらく、傾聴を身に付けようと必死になった事があります。
しかし、身に付きませんでした。
『LISTEN--知性豊かで創造力がある人になれる』を読んで気づいたのは、人の話を聞くことよりも、次に自分が何を話そうか、そればかり考えていたということです。
コーチとして、何か気付きを与えなければ、そればかり考えながら話を聞いていました。
話を聞くよりも、自分が話す事の方に集中しすぎていたのでしょう。
質問のつもりで聞いたことでも「尋問」されているようだと言われたことがありました。
肩に力が入りすぎていたのでしょうね。
コーチングは向いていないと思い、傾聴もしなくなりました。
電話が苦手
電話が苦手です。
電話で嫌な思いをしたことが多いからです。
特に会社の電話は苦手です。
電話をかけてくる相手は、何とか問題を解決したいとしか考えていないので、担当が不在でも要件をねじ込んでこようとします。
自宅の電話もそうですね。
楽しい話題で電話してくる人がいなくなりました。
そういう電話はスマホにかかってきます。
自宅の電話が鳴る時は、何かの売り込みか嫌な話題の連絡ばかりです。
昭和生まれなので、長電話をしていると「電話代がかかるから早く切れ」と親からの圧力がかかりました。
「長電話は悪」と意識に植え付けられて育った世代です。
そのためか、人の話を聞かず、手短に自分の要件を伝えることに専念しがちです。
社内SEの仕事
電話が苦手な理由に、社内SEの仕事というのも関係あるかも知れません。
何かトラブルで問い合わせがあっても、電話で対応するのは大変です。
例えば、プリンターから印刷されないという場合、プリンターが問題なのか、パソコンが問題なのか、ネットワークが問題なのか、もしくは全く違う問題なのか、切り分けなければいけません。
電話で説明するのも簡単ではなく、現地で確認した方が早いことが多いです。
どうしても印刷されないと困るということなので、現地に行くと正常な状態に戻っていることがほとんどです。
原因はわからず、いつの間にかなおっているということで、トラブルは解決されます。
理由はともあれ、無駄足ですね。
大抵、電話で問題解決しようとする人は限られていて、自分で解決しようと努力しないタイプの人が多いです。
何か問題を押し付けてこようとする人は、すぐに電話で連絡してくる人が多いようなに感じます。
電話で連絡してくる人を嫌っているので、そう感じているだけだと思いますが、その時に対応する必要がなければメールで問い合わせて欲しいものです。
聞くことが話すよりも面接の秘訣
転職エージェントの方から、面接前に受けたアドバイスの1つに「自分のことを話しすぎない」というのがありました。
特に50代の人がやらかしてしまうこととして、「自分の経歴を詳細に説明しすぎて、話が長い」ということでした。
手短に話しているつもりでも、正しく伝えたいと思ってしまい、同じことを何度も話していたりするんですよね。
緊張していて、自分が何を話したのか忘れているのかも知れません。
どちらにしても、「聞く」よりも「話す」に意識が向いてしまいがちです。
『LISTEN--知性豊かで創造力がある人になれる』をよく読んで、面接も乗り越えていきたいです。
ちなみに、これまでの面接で、よい結果になったのは、自分が話すよりも「聞く」を意識していた時です。
面接なので、相手は聞きたいことを聞いてきます。
ほっといても話す機会は多いので、自分で何を話そうか、と考えるより、何を聞こうかを考えて面接を受けた方がよい結果につながるように感じます。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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