転職した52歳社内SEのおぐです。
転職した中小企業でDX推進を担当する社内SEをやってます。
DXって大企業が行うものだと思っていませんか?
実はDXって中小企業にこそ必要なものなんですよね。
中小企業でDXを推進する立場から役に立ったプログラミング言語について紹介します!
この記事の内容
中小企業のDXとは
巷で話題になっているDXですが、何のことかご存知でしょうか?
私はIT化と何が違うのか理解していないのですが、デジタル技術を使ってビジネスをトランスフォーメーション(変容)すればいいんでしょ、と割り切っています。
経済産業省のDX推進ガイドラインでは、DXを以下のように定義しています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
やっぱりこれまでのIT化と何が違うのかわかりません。
言った者勝ちって感じでしょうね。
私のイメージですが、デジタルネイティブの若者がビジネスの世界で活躍しはじめると、それがDXなんじゃないかと思います。
学生時代からスマホを持ち、黒板は写メで、授業はユーチューブで、わからないことはSNSで質問する若者たちは、やること全てDXなんじゃないかと思います。
業務の引き継ぎでマニュアルを作って渡しても、それを読まずに「動画で撮っていいですか?」とスマホでパソコンの画面を撮影しはじめた新人を見て、これがDXなんじゃないかと感心したものです。
スマホなんて誰でも持っています。
それを使ってビジネスを変革させようと考えるのであれば、それは大企業よりも中小企業が行うべきことです。
私が転職した中小企業では、業務の報連相はLINEを使っています。
進捗報告もスマホで写メを撮って送っています。
その程度でDXとか言うな、と怒られそうですが、顧客からはFAXで発注書が送られてくる時代錯誤な業界で、グループLINEで意思疎通をはじめたのは、企業文化の大きな変革だったに違いありません。
中小企業のDXに役立つプログラミング言語はVBA
今、私が業務で携わっているDXの目的は、創業社長がこれまで培ってきた業務ノウハウの整理と継承です。
次の世代で変革しやすい基盤を作ろうとしています。
私が勤める会社ではマシニングセンタ(MC)と呼ばれる工作機械を使って製品を加工しています。
MCはプログラムで動きます。
ユーザーから提出された設計図からMCプログラムを組みますが、基本は既にあるプログラムをコピーします。
新規でMCプログラムを組むことは、ほとんどありません。
これまで社長を中心として作ってきた膨大なMCプログラムの蓄積があり、それをコピーしているので、経験の浅い社員でも難しい加工を行うことができます。
しかし、コピーしたプログラムで何が行われているのか、正確に理解している人は、社内でもほんのひと握りです。
理解している人が減ってくると、ミスが増えてきます。
受注生産なのでMCプログラムをコピーして使っても、変更しなければいけない箇所はどうしてもあります。
適切に変更できていないと、不良品を作ってしまいます。
そこで、MCプログラムをExcelに取り込んで、VBAでチェックしています。
以前からMCプログラムをExcelに取り込んでチェックをしていました。
ただ、チェックは人の目で行っていただけです。
MCプログラムをExcelで見やすくしていただけでした。
VBAを使ってチェック作業を自動化しました。
Excelを業務で利用している中小企業は多いと思いますが、VBAはExcelと相性の良いプログラミング言語です。
Excelに入力した値のチェックや、作業の自動化はVBAが得意とする分野です。
その上、Excelがあれば追加で何かを購入しなくてもVBAを利用できます。
VBAは中小企業のDXに役立つプログラミング言語です。
VBAをおすすめする理由
私が中小企業のDXでVBAをおすすめする理由は、習得しやすい言語だからです。
現場でノウハウを持っている職人さんでプログラミング経験がある人は少ないと思います。
業務は理解していても、マニュアル化したり仕組み化するのが苦手な人が多いと思います。
パソコンを使っても、Excelとインターネットぐらい、という感じです。
VBAならExcelを使ったプログラミング環境なので、取り組みやすいと思います。
最低限のことだけ覚えれば、あとはインターネットで検索すればプログラミング例がたくさん見つかります。
親切な上級者が多いので、下手すればコピペだけでプログラムを完成させることも可能です。
初心者から上級者まで、それなりに使える言語がVBAです。
業務でExcelを使っている中小企業のDXには、VBAがおすすめです。
VBAを独学する方法
これだけVBAをすすめておいて何ですが、VBAを教えるプログラミングスクールって少ないんですよね。
その上、おすすめできるスクールとなると、皆無です。
VBAを習得するには独学が良いと思います。
最近は、独学といっても書籍だけでなくオンライン講座もあるので、試してみてはどうでしょう?
オンライン講座大手のudemyを検索してみたところ、初心者向けのVBA講座を見つけました。
⇒ Excel VBA[第1弾](超入門)エクセルが自動で仕事する!マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング
無料のお試し講座もあるので、オンライン講座ってどうなの?という人にも挑戦してほしいですね。
⇒ Excel VBA[第0弾]ゲームでわかる、マクロVBAプログラミング超入門~作りながら「楽しい!」を実感する2時間講義
他にも上級編や英語でのVBA講座があるので、自分のレベルにあったオンライン講座を探してください。
独学といえば、オーソドックスに書籍で、という人には、コチラがおすすめです。
⇒ Excel VBAの絵本 毎日の仕事がはかどる9つの扉【PDF版】
VBAよりも前のプログラミングについてから説明のある、初心者に親切な本です。
少しVBAに慣れたら、業務自動化について具体的にかかれているコチラの本もおすすめです。
⇒ EXCEL VBA 業務自動化[ビジテク] 仕事の効率を劇的に上げるノウハウ 2013/2010/2007対応 【PDF版】
独学となると挫折しやすいのですが、周りに少しでもVBAを知っている人がいると良いですね。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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