転職できなかった52歳社内SEのおぐです。
はじめて、面接の場で資格について質問されました。
これまでも履歴書や職務経歴書には記載していたのですが、一切、触れられたことがありませんでした。
この記事の内容
社内SEの採用で評価される資格は?
少し古い資格で、今は無くなってしまったのですが、「システムアナリスト」という資格を持っています。
中小企業診断士に合格した時、勢いで取得しました。
私が合格した時の中小企業診断士は商業・鉱工業・情報と3つの分野に分かれていて、情報部門はシステムアナリストと試験範囲が被っていました。
特に論文試験では、似たような内容を問われ、試験対策も同時に行えるような感じです。
中小企業診断士と異なり、資格更新の手続きなどないので、履歴書の資格欄に堂々と記載できます。
中小企業診断士は、更新手続きをしなかったため、資格欄に記載するのがためらわれるので、自己PRとして、合格したことがあります、と書いています。
社内SEで応募しているためか、興味を持って資格欄を見る面接官が少ないですね。
資格について質問されたことがほとんどありません。
社内SEはシステム関係の仕事なので、情報処理技術者試験に関して質問があるのかと思うのですが、これまで聞かれた経験がありませんでした。
システム運用にからむ仕事であれば、ITIL資格について聞いてくるのが普通だと思うのですが、ITSMって何?という感じです。
そこまで面接官が評価できるレベルではないのでしょうね。
採用活動を自社でやっている限界だと思います。
先日、受けた面接で、はじめて「システムアナリスト」が注目されました。
逆に、私がビックリしたぐらいです。
正直な面接官の方で、履歴書から話のネタになることを一生懸命探しているのがわかります。
面接で感じた違和感
何百社とエントリーしていますが、ほとんど書類審査で落ちているため統計情報としては不確かなものですが、私が面接試験で落ちた理由は以下の2つです。
- 地元の人で他に適した方がいた
- 当社の行動規範に基づいて評価した結果
どの会社も、それぞれに採用基準をお持ちなので、一概にここを攻略すれば採用される、というような事は無いと思いますが、面接の雰囲気と合否の結果は関係がない、というのが私の経験則です。
面接を受ける前に、募集要項や会社のホームページはよく確認します。
その中に経営理念や行動規範などが記載されていれば、自分の中に落とし込んで面接に挑みます。
その上で不採用となったのであれば、それ以上もがいても意味がありません。
入社してから、評価について不満が生まれることになります。
それよりも問題なのは、会社のホームページなどには表面的なことしか書かれていない場合です。
業務内容としてトップに書かれている内容が主力事業だと思って質問すると、「あれは見栄えが良いだけ」と答えが返ってきたりします。
ホームページなどで公にしている内容と、面接官の答えに違和感を感じた時は、こちらから辞退した方が良いかもしれません。
表と裏があることを当然のように考えている人が会社の上層部にいるのは、とても不安なことです。
私も頭がお花畑な訳ではないので、理想と現実が乖離しているのはわかっていますが、せめて、あと5年後ぐらいには、そうなりたいと思っています、ぐらい言って欲しいものです。
最初のシステムは失敗する
先日、面接を受けた会社は、創業50年で社員数百人規模の中堅企業です。
にもかかわらず、社内システムを構築した経験がなく、現場にパソコンはあるものの、これまで業務のIT化に手を付けてきませんでした。
経営層に焦りはあったようですが何から手を付けて良いのかわからず、とりあえずITの部署は立ち上げたものの、担当者は総務と兼任という有様です。
そこで業務システムを構築するため、社内SEを募集したというところですが、これは危険ですね。
こんなことをシステム担当者が言ってはいけないと思いますが、最初のシステムは失敗します。
理由は会社によって違うのですが、間違いなく失敗すると思った方が良いです。
その失敗した責任を社内SEが取らされることになります。
次、がんばってくれ、という寛大な経営者がいるかも知れませんが、そういった会社に限って、次も失敗します。
「がんばってくれ」と言った時点で経営者は他人事です。
システムのことはよくわからないから、と丸投げする上司がいますが、経営者がそういったスタンスの会社では、間違いなくシステム導入は失敗します。
最初のシステムは仕方ありません。
勉強代だと思って投資が回収できなくても割り切ってください。
ここで、自分が参画しなければ成功しないと経営者が気づくかどうかが、次に成功するポイントになります。
プロジェクトなので船頭が多くても失敗します。
社長も、専務も、工場長も、部長も、みんなプロジェクトオーナーで言いたいことを言う、というもの困りますが、社長が、「ITはよくわからんから任せる」というのも困ります。
IT化しなくてもいいんじゃないですか
以前、システム開発の仕事をしていたので、どうやってIT導入させるのかを考えるのが考え方の基本になっているのですが、そんなにIT化って必要ですか?
DXとかRPAとか流行のキーワードに踊らされている会社が多いようですが、そんなの10年おきにやってくるIT企業の扇動だと思って、聞き流せば良いのではないでしょうか。
他に投資しなければいけないことはたくさんあります。
ITが優先される必要は無いと思います。
私が勤めている会社だと、人件費が安いので、パートの時給を上げるとか、仕事をしやすい職場環境の改善とかでもお金が必要です。
人が足りないと言われているドライバーだと、運転しやすい車両や給料を増やして人員を増やすとかでも良いと思います。
自動運転技術が進めば、仕事の負担が軽くなり、人気職種になるかも知れません。
そういったことに投資するのも会社の方針としてはアリだと思います。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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