転職した52歳社内SEのおぐです。
転職して約3ヶ月ほど経ちますが、そろそろ成果を求められるようになってきました。
社内SEはコストしか発生しない間接部門なので、何かしら形になったものを見せないと、成果として評価されません。
とはいえ、会社の業務も理解しきれていない状態で、成果らしい成果をあげるなんて無理でしょう。
私としても言いたいことはありますが、今は創業社長の機嫌をとることでしのいでいこうと考えています。
この記事の内容
創業社長は小心者
創業社長は小心者です。
小心者というのは、ニュアンスが違いますね。
自分の名義で借金をして会社を立ち上げています。
何億円という借金を背負って会社を経営しています。
そのため、どんな些細なことも全て把握しておかないと気が済みません。
従業員が軽い気持ちでミスしても、それが大事にならないか神経を尖らせているのが創業社長です。
ここまでは理解できます。
問題はここからです。
うちの社長は物覚えが悪いので、何度も同じ質問を繰り返します。
その上、思い込みが激しいので、自分の考えと違うことはなかなか理解してくれません。
自分の理解が間違っていると何度指摘されても、思考が訂正されるまでに時間がかかります。
自分の理解をそのまま言葉にするので、聞いている人にはトンチンカンな受け答えに聞こえることがあります。
特に質問に対しての回答は驚きの連続です。
何周も先回りして返答してくるので、予想外の角度で突き刺さります。
自分の思いが相手に伝わらないというのは自覚しているようですが、それが自分の責任だとは考えません。
これまで数々のシステム開発を行ってきていますが、どのようなシステムを開発したいのか、何度説明しても相手に理解されず、それが自分の伝え方に問題があるとは考えていないようです。
自分の業界の知識が足りず、システムエンジニアが理解できないと考えているようです。
その橋渡し役を私に期待しているようで、これは困った役割だなぁ、と考えています。
どんなに説明を受けても、私も理解できません。
なぜなら、説明を受ける度、言葉も変わるし、内容も変わっていきます。
その時に思いついた最善策を提案してくるので、聴く度に違う仕様になっていきます。
一晩寝かせると、仕様が変わるので、その日のうちに文章化して、承認を受けておく必要があります。
今日の創業社長はご機嫌でした
今日の創業社長はご機嫌でした。
昨日の打ち合わせで出された課題を解決しておいたので、朝イチのチェックで機嫌が良くなりました。
昨日の打ち合わせで、私がキレ気味だったこともあり、朝からフォローしようとしていたのかも知れません。
私が転職した中小企業には、古株の社内SEが在籍しています。
古株と言っても、私よりは若いのですが、私に比べて若いというだけで30年近いキャリアのある人材です。
現場の業務も良く知っているベテラン社員で、そこそこシステム開発の知識もあるようです。
しかし、仕事への関わり方が、私のスタンスと合わず、何に関しても他人事のような振る舞いに苛立ちを感じていました。
昨日の打ち合わせでも、訳のわからない社長の演説をフォローしてくれるなら、さすが古株のベテラン社員と思えるのですが、社長と一緒になって訳のわからない理屈をこねくり回す次第です。
イラっとした私は、「そこまで理解していて、マニュアルがないのはなぜですか?」と聞いたところ、その打ち合わせの場が凍りつきました。
社長は職人なので、言語化というか文章化が苦手なのは理解しているのですが、まさか社内SEでプログラム開発まで行っている人がマニュアル化できないなんて想定外でした。
一応、その古株社内SEさんには部下もいるのですが、社長いわく、「全く人が育っていない」そうです。
昨日の課題が解決したことで、次の展開が見えてきたようで、それが社長はうれしかったようです。
しかし、あまりにもマニアックすぎて、実用性のあるシステムになるのか心配になってしまいます。
お客様待遇はいつまで?
入社して3ヶ月ほど経過し、そろそろお客様待遇も終わってきたのかも知れません。
あれも知らない、これも知らない、全くわからない、という事も難しくなってきました。
創業社長にしてみれば、ここまで懇切丁寧に教えているのに、まだ理解できないのか、という感じでしょうね。
私は、わかりにくい説明を何時間聞いても、理解できません、となります。
話好きな社長は、いつも脱線ばかりで、時間が長いので集中が途切れてしまいます。
仕事がシステム化されている会社だと、入社してから1ヶ月ぐらいで会社の概要を知り、仕事を覚えられるのだと思いますが、中小企業では難しいですね。
にも関わらず、成果を求められているようで、何かしら形にする必要が出てきました。
試用期間が6ヶ月なので、のんびりやっていましたが、創業社長はせっかちです。
出来ないなら見切りをつけたいのでしょうね。
自分が成功したいなら
最近、オーディブルを利用しています。
現在聴いているのは、「夢をかなえるゾウ」です。
書籍版は出版されたばかりの頃に読んだので、10年以上前のことです。
小栗旬さん主演でテレビドラマも放送されました。
古田新太さんがガネーシャでしたね。
オーディブルで聴いていて、新しい気づきがありました。
すっかり忘れていたのですが、次の言葉がひっかかりました。
「自分が成功したいなら、他人の成功をサポートすること。」
まさしく今の私に言い聞かせなければいけない言葉です。
創業社長が夢を叶えて成功することができれば、私の成功にもつながると信じて行動することです。
そうでなければ、転職してまで、新しい仕事に挑戦した意味がありません。
環境を変えて、生活を変えて、挑んだ転職です。
今まで経験できなかった、仕事の醍醐味を掴みたいと思います。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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