50代社内SEがフリーランス独立せず転職してサラリーマンを続ける理由!
スポンサーリンク

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

転職した52歳社内SEのおぐです。

20年以上前のことになりますが、中小企業診断士に合格した時は、いつか独立してフリーランスで仕事をしようと考えていました。

しかし、資格を活かしきれず、今でも社畜SEです。

サラリーマンを続けている理由を考えてみます。

 

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士を目指した理由

私が新卒で入社した会社は学歴で仕事内容に違いがありました。

大卒は顧客担当となり、高卒や専門学校卒はアシスタントとして社内での業務を担当していました。

もちろん給料にも影響がでます。

顧客担当は新卒でもボーナスが良くて、アシスタントは寸志でした。

寸志でも今のボーナスよりも良かったので、贅沢な悩みでした。

そんな会社で学歴を乗り越える方法が「資格」でした。

最上位は「弁護士」「公認会計士」「税理士」「弁理士」です。

次に「社会保険労務士」「司法書士」「行政書士」が控えます。

ここまでは「先生」と呼ばれる存在でした。

その下に「中小企業診断士」「ファイナンシャルプランナー」などがあり、名刺の肩書に資格を載せられました。

肩書に資格が付くと大卒でなくても顧客担当になれたので、学歴にコンプレックスのあった私は中小企業診断士を目指すことにしました。

 

フリーランスを目指して資格勉強

フリーランスを目指して資格勉強

新卒の時に中小企業診断士を目指して勉強を始めたのですが、すぐに挫折しました。

勉強が嫌いな訳ではありませんでしたが、誘惑も多く、継続できませんでした。

その後、システム開発会社に転職してSEをしていたのですが、下請け仕事ばかりで、このままでは成長しないなぁ、と考えるようになりました。

IT業界にはヒエラルキーのような階層構造が存在していて、大企業が元請けとなって大きな仕事を受注し、それを下請け、孫請けと落としていくのが一般的でした。

今のように、個人でも請け負えるWEB系の仕事って、ほとんど無かったんですよね。

システム開発といえば、オフコンや汎用機向けのプログラム開発で、ある一定規模の会社が、それなりのお金をかけて投資するものばかりでした。

私が勤めていたシステム開発会社は、典型的な下請け企業で、人月いくらで人材を派遣するような会社でした。

当時は偽装請負ばかりだったので、人材派遣会社とは言いませんでしたが、今なら存在できないようなビジネスモデルでしょうね。

仕事内容も、下請け会社のSEなので、その他大勢に紛れて仕様書を仕上げるのが任務でした。

この中から抜け出すには資格しかないと思い、中小企業診断士の勉強を再開することにしました。

一度挫折しているので、自分が思っていたよりも効率的に勉強ができたみたいで、2回目の挑戦で1次試験に合格し、2次試験も2回目に合格できました。

記憶力の良い時期だったのでしょう、中小企業診断士の勉強を再開して3年で資格を取得する事ができました。

これで独立して、フリーのSEとして仕事が受注できると考えました。

 

フリーランスになるために大手IT企業に転職

フリーランスになるために大手IT企業に転職

フリーランスのSEになるために少しでも人脈を作っておこうと思い、大手IT企業に転職することにしました。

それまで私が勤めていたシステム開発会社では、社長の人間関係で仕事を受注していたので、私が独立しても仕事を紹介してくれるような人脈は全くありませんでした。

しかし、大手IT企業に転職しても、大手企業に客先常駐で仕事をすることになります。

仕事内容は上流工程のシステムコンサルなんですが、常駐先の仕事だけに詳しくなり、汎用性のない知識ばかりが増えていきました。

2年ぐらい大手IT企業で仕事をした後、そろそろフリーランスに備え副業でも始めよう行動する事にしました。

ただ、会社が副業を認めていなかったので、休日を利用してコソコソと活動するしかありません。

すると思った以上にオファーが集まります。

地元の商工会からの講演や、商店街のアドバイザーの依頼がありました。

活動できる日が限られていたので、もったいないなぁと思いながら断ったり、知り合いの中小企業診断士を紹介したりしていました。

その時は、中小企業診断士だけで生活するほど稼げませんが、何とかなりそうな気がしました。

リクナビNEXTに登録して50代の求人情報を確認する

 

思い切って独立してみるもののサラリーマンに戻る

思い切って独立してみるもののサラリーマンに戻る

常駐していた大手企業から、独立しても続けて仕事をもらえる約束ができたので、思い切って独立することにしました。

週4日は大手企業に常駐して、残りの日に中小企業診断士として仕事を請け負うことにしました。

すると、中小企業診断士の仕事が全くこなくなりました。

それまで捌ききれないほど来ていたオファーがパッタリ止まってしまいました。

どうやって営業してよいのかもわかりません。

あれは何だったのでしょうね。

偶然、ビギナーズラックが続いただけったのかも知れません。

それでも週に4日は大手企業に出社して仕事があったので良かったのですが、次第に中小企業診断士の仕事を全くしなくなりました。

その後、偽装請負や派遣社員の雇い止めといった世の中で話題になった出来事を経験して、社畜SEとなったのですが、将来を描くのが下手なのかも知れません。

不安なことに対応する能力が極端に低いようです。

フリーランスになって、仕事が受注できるイメージが全く持てませんでした。

今でも、副業で稼げるイメージが持てません。

結局、安くても給料をもらうぐらいしか収入を得る方法がイメージできなくて、今でもサラリーマンを続けています。

会社なんて、いつ倒産するかわかりませんが、それでも、自分がフリーランスで稼ぐよりは確実に収入が得られると思っています。

フリーランスになるには、資格取得などで知識を身に付けることも大切ですが、自分で不安をコントロールできるようにトレーニングすることも必要ですね。

ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!

このブログは人気ブログランキングに参加しています。

応援してもらえると、とても喜んでもっと良い記事を書きますので、下のバナーをクリックしてください!


スポンサーリンク
おすすめの記事