転職した52歳社内SEのおぐです。
前の会社を退職する直前に、同僚から「俺も転職しようかなぁ」と軽く相談されました。
相談というか、グチですね。
私は「ははっ」と軽く受け流しました。
しかし、それが本気で相談していたとしたら・・・。
全力で止めていたでしょう。
リストラされたとか、パワハラで耐えられないとか、切羽詰まった理由がなければ転職はおすすめしません。
この記事の内容
転職を考えている同僚のプロフィール
同僚のプロフィールをわかる範囲でご紹介します。
年齢は私と同じ52才のはずですが、学年はひとつ下だったと思います。
もしかしたら年齢も下だったかも知れません。
会社では営業所長という役職で、他の会社で言う課長ぐらいの職位になり、管理職という扱いです。
月収は40万円ぐらいで年収は600万円ぐらいのはずです。
ただ、残業があっても休日出勤があっても固定給です。
業績が良ければボーナスに反映されるというシステムです。
転職したいと考えている理由は不明ですが、管理職なんで業績とは関係なく、取引先の都合で残業や休日出勤が発生します。
奥さんと子供がいて、子供は高校生です。
進学するかどうかはわかりませんが、普通科の進学校に通っているので大学か専門学校に進む可能性が高いですね。
私が転職を全力で止める理由
もしも、その同僚が本気で私に転職相談してきたら、全力で止めます。
私のものさしで測っても仕方ありませんが、会社を辞める理由が見当たりません。
年収は、私が転職で目標にしていた金額です。
50代の平均年収です。
彼のキャリアを活かせる職場はたくさんあると思いますが、低賃金の業界なので同業他社に転職して、同じ年収を稼げるとは考えられません。
業績も悪くはないので、会社が倒産するリスクは極めて少ないです。
管理職はそこそこもらえていますが、一般社員の給料は極端に少ないですし、最低賃金でたくさんパートさんを雇用して、利益を出しています。
仕事は忙しいと思いますが、あくまでも残業を全くしなかった私と比べてです。
残業と休日出勤を合わせて、月に40時間ぐらいでしょう。
徹夜で仕事をして納期に間に合わせるような働き方も無くなりました。
そして何より、彼はパソコンを全く使おうとしません。
所長なので、デスクトップPCの他、ノートPCやタブレットが配布されているのですが、パソコンを使って何か作業しているところを見たことがありません。
届いたメールを事務員がプリントアウトして、それを見るような人です。
地方の中小企業なので、そんな人はゴロゴロしていますが、私が経験してきた転職活動では、全く相手にされないでしょう。
転職したい50代にアドバイスするなら
私が52才平凡サラリーマンの同僚にアドバイスするなら「子供が大学を卒業するまで現状維持」です。
その間を準備期間として「現場についてよく知っている」ことを強化していくことを提案します。
10年以上、所長という責任ある立場で仕事をしていたので、アピールできることはたくさんあります。
まず、最初に取り組んでもらいたいのは、業務マニュアルの整備です。
業務改善を指導できるようになると、所長としての付加価値が上がると思います。
そのベースとなるのが業務マニュアルです。
自分で作ったことがないみたいで、業務の棚卸しが下手くそです。
ヒアリングしながらまとめてあげると「そうそう、それが言いたかった」という反応を示します。
何をしたら良いのかがわかっていても、それを形にすることが苦手です。
そこのところの練習をしっかりして、自分で業務フローを組みたてていけるようになると、所長としての業務経歴をアピールしやすくなるでしょう。
付け加えると、その業務マニュアルをパソコンで作れるようになるといいですね。
私が勤めていた会社では業務コンサルが入って、改善指導をしていました。
改善ポイントの指摘事項に対応するだけでも、それなりのキャリアになります。
50代平凡サラリーマンが転職するなら
転職するための情報収集は実際の体験談が書かれたブログが有益です。
福祉業界で活躍する行政書士のYUKIさんが運営する「ワーカーズカレッジ」は、幅広い職種に関わる資格や仕事の情報がまとめられた読みごたえのある情報ブログです。
中でも気になった記事はコチラです。
⇒ 人が辞めていく会社の特徴とは?【その会社で本当に大丈夫?】
読んでいて「そうそう」「あるある」って感じです。
人の入れ替わりが激しい会社にいると、そわそわして仕事に集中できなくなります。
転職の準備を始めるきっかけを見つけるのに、とても参考になりますね。
忙しい社会人のために資格と仕事の各種情報を集めたワーカーズカレッジはコチラです。
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50代平凡サラリーマンの転職に有利なプログラミング
サラリーマンが転職するのであれば、在職中から準備をしましょう。
特に50代は、転職先が決まるまでに相当の時間がかかることを覚悟した活動になります。
いつでも転職できるように準備していれば良いのですが、実際、その立場にならなければ気づかないこともたくさんあります。
転職して気がついたのですが、給料が安いのも、仕事にやりがいが無いのも、実は会社が、そのように仕組んでいたのではないかと考えています。
完全に窓際社員でした。
そのまま10何年過ごして、定年になるのも良かったのですが、今は転職先で無茶な仕事を依頼されて楽しんでいます。
毎日、大した仕事もせず定時で帰宅するよりも、頭を使って悩みながら何かを完成させていく方が、充実した感じがします。
50代だと、あと少しで経済的に負担が軽くなる人も多いのではないでしょうか。
私も子供が学校を卒業してしまえば、老後はなんとかなると甘くみているので、数年のことと考えています。
経済的な負担が軽くなった後でもやり続けたいと思える仕事を探すと良いでしょうね。
若い人に比べたら経験だけは豊富なので、それを面白がってくれる会社と出会えると、道がひらけます。
そして、現場ノウハウを有効に活かせるプログラミング知識を身につけることです。
何も、今の若い人たちと同じようにPHPやPythonを覚えろと言っている訳ではありません。
Excel VBAやRPAツールといった簡単な言語で良いので、プログラミング思考を身につけると転職に有利です。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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