転職した52歳社内SEのおぐです。
採用面接の場では、少しでも自分をよく見せたいものです。
多少の誇張はありだと思います。
ただ、出来ることと出来ないことに嘘があっては困ります。
面接の場でハードルを上げすぎて、入社した後に期待された働きができないと厳しい立場に立たされてしまいます。
出来ないことを問われた時、面接で良い印象を与える方法をご紹介します。
この記事の内容
採用面接でハードルを上げすぎて自滅した40代エンジニア
先月、社内SEの応募があり面接に同席しました。
製造現場の経験があり、CADソフトやNC工作機械のプログラミングができるということを聞き、即決で採用となりました。
ECサイトの構築に携わった経験もあり、ネットに強いということで、創業社長の中ではあれもして欲しい、これもして欲しいと期待が膨らみます。
面接の場に、自分のPCを持ち込み「こういったプログラムを作りました」とプレゼンも完璧でした。
今どきの採用面接は「こんなプレゼンで自己PRするんだぁ」などと感心したので、とても記憶に残っていました。
採用が決まってから1か月以上経過しましたが、出社してくる雰囲気がありません。
どうなったのか創業社長に聞いたところ「応募者から採用を辞退した」ということでした。
あれもできる、これもできる、と自分でハードルを上げてしまったため、妻に「大丈夫?」と聞かれ不安になってしまったそうです。
そんなことで不安になるぐらいなら「最初からハードルを上げなくても良いのに」と感じました。
創業社長も私も、話半分ぐらいにしか聞いていないので、入社してから「これは出来ません」と言われても気にならなかったのに残念です。
厳選した内容の自己PR
私は出来ることを「VBAプログラミング」に絞り、他にも出来ることがありましたが自己PRから削除しました。
COBOLもVBもC言語も、それなりに経験があるので、職務経歴には記載していましたが、20年ぐらい前までの経験なので、今から現役復帰しても、どこまで役に立つかわかりません。
それなら「出来る」と自信を持って言える「VBA」に絞ってアピールした方が良い印象が残ります。
面接の雰囲気で、出来ないことを「出来ない」と言って不利になると感じたなら「挑戦します」と前向きな発言をすれば良いだけです。
事前にわかっていれば、ネットで知識を習得し「基礎的なところは知っていますが、実務では経験がありません」などと補足すれば良いです。
私は、転職活動中にRPAツールやPython、PHPなどをWebサービスで学習していました。
面接の時は「必要だと感じたので学習中です」と回答していました。
業務で使うプログラミング言語なんて、入社した後でないとわかりません。
事前に全て経験するなんて無理な話です。
入社前に出来なくても、入社後に習得する意欲が示せれば良い結果につながります。
基礎的なことだけでも知っていれば、業務で使えるレベルにすぐ行けると感じてもらえます。
長い職務経歴書
50代になって社会人経験が30年にもなってくると職務経歴書が長くなってしまいます。
私は、どんなに長くなっても職務経歴は細かく全て記載するようにしました。
その上で、冒頭に概略を記載し、アピールしたい経験をまとめるようにしました。
応募する企業によって、アピールしたい経験が異なってくるので、面接が決まる度に職務経歴書を書き直していました。
どの経験を強調するかで、面接での質問内容も変わってきます。
こと細かに書いた職務経歴書を隅々まで見る面接官はいませんよね。
ここさえ読んでおけば大丈夫、っていうダイジェストを冒頭に作っておきます。
すると、その部分は読んでくれるので、話がしやすくなりました。
選ぶのは職種?それとも業種?
私が転職活動で失敗したと、今でも後悔している事は、応募する企業の業種を間違えたということです。
職種は「社内SE」と決めていたのですが、業種にこだわりはありませんでした。
いくつか応募してみると「運輸業」が面接に進みやすいとわかりました。
トラック輸送や倉庫の会社は、法律の規制から労働時間の短縮が求められています。
社内のIT化で乗り切ろうと社内SEの募集が多かったのですが、従業員の平均給与が低い業種です。
私は年収を上げるために転職活動していたので、面接の場で希望年収を言うと場が凍りました。
世の中一般の平均年収なんですが、運輸業では有り得ないぐらい高かったようです。
希望年収を上げたいのであれば、職務経歴書をピカピカにするより、応募する業種を選ばなければいけない。
そういう意味では、製造業の社内SEよりもIT業界の開発SEの方が高収入なんですが、50代になると募集しているのは派遣SEばかりなんですよね。
派遣はちょっと・・・
過去に経験したことって、なかなか抜けませんね。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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