
55歳で転職した派遣社員のおぐです。
どうやって生成AIを使うと自分に役立つのか考えていました。
仕事なら質問することがあるのですが、日常生活では良い質問が思いつきません。
何か活用法はないかと考えていて思いついたのが試験対策でした。
7月に受験する消防設備士の試験対策にグーグルの生成AIであるGeminiを使ってみることにしました。
使い始めて1日ですが質問の仕方によってGeminiの返してくる結果が変わります。
消防設備士(乙6)の試験対策として私が使っているプロンプトをご紹介します!
この記事の内容
模擬問題の作成
試験対策としての最初は自分の実力を測るところから始めます。
「CBTのような形式で消防設備士乙6類の模擬試験問題を作って採点して」
Geminiに試験の模擬問題を作成してもらい、採点もしてもらいます。
Gemini 2.0 Flash の時は「消防設備士乙6類の模擬試験問題を作って採点して」で採点までしてくれましたが
Gemini 2.5 Flash になってからは、問題と解答例を同時に出力して「自分で採点して」という感じになりました。
そこでポイントになるのが「CBTのような形式で」というところです。
これで対話型とは言いませんが問題が出力されて解答を入力するとGeminiが採点してくれるようになります。
採点した結果、間違えた問題は解説も一緒に出力してくれました。
問題の解説
問題の解説は都度してくれます。
正解だった問題でも「第〇〇問を解説して」と聞けば解説を出力してくれます。
続いて関連する情報も出力できるし、模擬問題も生成してくれます。
質問した内容は履歴で残るので、何度でも繰り返し勉強できます。
相手は生成AIなので何回でも繰り返ししつこく聞いてもめんどくさがったりしません。
気にしなくて良いので自分が納得するまで質問できますね。
苦手問題の抽出
何度も模擬問題を解答していると間違えやすい問題がわかってきます。
「解答結果から苦手分野を分析して、それを克服するような模擬問題を作成して」
これで一気に問題の難易度が上がりました。
25問の模擬問題では正答率88%だったのに、苦手分野に絞ったところ正答率が50%まで下がりました。
これを繰り返していれば苦手分野が無くなり、合格に近づくような手ごたえを感じました。
試験対策で生成AIを使う時の注意点
試験対策で生成AIを使う時に注意することがあります。
こちらの記事でも書きましたが、必ず正しい答えが返ってくるとは限りません。
消防設備士試験に関してだと、消防法施行令別表第一に関する出題があるのですが、その内容を生成AIが間違って認識していたりします。
Geminiの場合「2.0 Flash」では防火対象物の区分から間違っていました。
何も知らずGeminiを利用していたら、間違ったまま覚えてしまっていたでしょう。
他にも用語が微妙に違っていたりすることがあります。
法律系の資格試験だと、似たような用語でも使い分けがあったりしますので、致命的な間違いになったりします。
間違った事を教えられる可能性があると理解して生成AIを使用する必要があります。
その上で便利な機能を利用して効率よく学習を進めるのが正しい生成AIの活用法ではないでしょうか。