まだ転職できない52歳社内SEのおぐです。
50代から正社員で採用されるのが厳しくなるという調査結果があります。
40代の時も、なかなか厳しい転職活動でした。
しかし、50代の今は、圧倒的に厳しいことを実感しています。
そりゃそうですね。
自分が採用担当者でも50代を採用するとなると悩みます。
まず、上司に、どうやって報告するか、そこからです。
20代や30代の応募者がいたら、50代を採用する理由なんてありませんよね。
この記事の内容
50代から厳しくなる正社員での転職
マイナビが発表した「ミドルシニア採用企業レポート2018」を見ると年代別採用状況がわかります。
正社員雇用は、20代が57.8%、30代が74.4%、40代が52.6%、に対し、50代が28.7%、60代が11.8%、となります。
50代から正社員として雇用されるのが難しくなるのが読み取れます。
60代になると、正社員以外での雇用の方が多くなります。
日本では定年制度が定着しているので、60代の正社員雇用は敬遠されがちです。
50代でも定年までの年数を考えると採用側は考えてしまいますよね。
企業が中高年を採用する理由
正社員での転職が厳しくなる50代ですが、採用されるとしたら、どんな理由があるのでしょうか?
マイナビが発表した「ミドルシニア採用企業レポート2018」によると、ミドルシニア層(40代から60代以上)の採用理由で最も多かったのは「豊富な経験」で、次いで「年齢は関係ない」が挙がりました。
その他、50代の採用理由で上位に挙がるのは、「専門性が高い」「モラルや責任感が高い」「様々な環境に適応できる」です。
まだまだ期待して50代を積極的に採用しようとする会社もあるようですね。
「若い人が採れない」や「給与を安く抑えられる」といったネガティブな理由もありますが、私が考えていたよりも低い順位でした。
40代では4位に挙げられている「定着が期待できる」ですが、50代では7位となっています。
このあたりは年齢に対するイメージもあるのでしょうね。
50代が応募書類や面接でアピールするなら「豊富な経験」や「専門性が高い」「モラルや責任感が高い」ということになりそうです。
50代が転職するためのポイント
50代が転職を成功させるためには「豊富な経験」や「専門性が高い」は前提条件として、お値打ち感が大切ではないかと思います。
高度な専門性や豊富な人脈があれば50代でも大企業への転職も可能だと思いますが、普通は中小企業への転職になると思います。
中小企業には中小企業の給与水準があるので、これまで高給を得ていた人でも、それなりに落ち着いてきます。
「給与を安く抑えられる」ではなく、それぐらいの給料しか払えない、ということです。
決して、転職者の給料だけを安くしているのではなく、その会社の社員平均がそれぐらいということだと思います。
その辺りの値ごろ感がつかめず、一般サラリーマンの平均年収などと比べてしまうと、採用までたどり着けません。
求人企業も応募を集めようと必死です。
求人概要に書かれている年収を信じて応募すると、認識がズレたまま、残念な結果になってしまいます。
面接対策
これまでの経験から、次の面接は希望年収は考えずに受けようと考えています。
次に機会があればですけどね。
これまで、「スキルや経験は期待していた通りだった」という評価を何度か頂いています。
書類審査を通った時点で、その辺りはクリアされているのだと思います。
となれば、あとは給料ですよね。
求人企業が、どのぐらいの年収で考えているのかわかれば良いのですが、そうでなければ自分の生活費を積み上げて希望を言ってしまいます。
一度、自分の希望は言わずに内定となるのか試してみたいと考えています。
「いくらになるのかはお知らせ頂きたいのですが、御社の規定に従います」というフレーズで面接を受けてみようと思います。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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