「50代」だからなのか、「社内SE」だからなのかわかりませんが、何をどうすれば書類審査が通過するのか見えてきません。
対策できれば良いのですが「応募するな」ということでしょうか?
この記事の内容
50代社内SEが転職するのは難しい
私が転職活動を始めて約半年が経過し、求人情報サイトを通じてエントリーした会社も200社を超えたと思います。
しかし、書類審査を通過して、面接を受けることができません。
先日も、こんなメッセージが届きました。
これまでのご経歴を拝見し、豊富なご経験をお持ちでいらっしゃいますが、今回の案件における、企業側の求める要件と合致しない為、誠に恐縮ですが、この度の弊社からのご紹介は、お見送りさせていただきたく存じます。
この求人案件は、転職エージェントが仲介していたため、「紹介は見送る」という表現になっています。
転職サイトにもよりますが、直接企業が登録している案件よりも、転職エージェントが掲載している案件の方が多いように感じます。
職種が「社内SE」だからでしょうか。
技術者を派遣する「SES」だと、派遣会社が掲載している案件が多いです。
企業案件で断られる時は、こんなメッセージです。
この度は弊社求人にご応募いただき、誠にありがとうございます。
貴殿の応募書類をもとに社内で慎重に検討しました結果、誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果となりました。
せっかくご応募いただきましたのに大変申し訳ございません。
メールにて甚だ失礼とは存じますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
末筆になりますが、〇〇様の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
何度もお祈りされてしまい、困っています。
テンプレなんだと思いますが、これでは、何が理由で断られたのかわからず、対策しようがありません。
エントリーした直後に返信があれば「年齢だろうなぁ」と推測できますが、1週間後ぐらいに返信があると「やっぱりキャリアかな」と悩んでしまいます。
50代社内SEが転職するのは難しいですね。
事前に対策しておけば良かった
40代で今の会社に就職しましたが、その時も100社近く履歴書を送り、何度も断られました。
その経験から「次の転職は無い」と考えてしまい、取得していた資格の更新を止めてしまいました。
私が取得し、更新が必要だった主な資格は「中小企業診断士」「ITコーディネーター」「公認システム監査人補」です。
簿記試験や情報処理技術者試験は、合格の時期を明記すればよく、資格に更新という概念がありません。
しかし、中小企業診断士などは、講習などをうけ、資格を更新する必要があります。
仕事に資格が必要な訳でもなく、次に転職する予定も無かったので、更新しなかったのですが、失敗しました。
資格があることで、公的な仕事が受注しやすくなります。
転職の際も、有利に働くと考えています。
事前に行動して対策しておけば良かったと反省しています。
社内SEが転職する際にアピールできるスキルは何?
社内SEが身に付けるスキルの中で転職する際にアピールできるものを考えてみました。
システム開発は、外部委託しているので、言語を使ったプログラミングスキルはほとんどありません。
社内SEとして最も活躍できるのは、システム企画です。
社内の問題点を見つけ、システムを使って解決していきます。
最近、私が取り組んでいるのが、RPAツールを使った単純作業の自動化です。
これまで、請求書は、紙に印刷して、取引先に郵送していました。
それをPDF出力に変更して、メールに添付して送信するようにし、全てRPAツールを使って自動化しました。
こういった業務改善の事例が職務経歴のメインになります。
SE(システムエンジニア)と名乗っていますが、社内SEと開発系SEとでは、仕事の内容が大きく異なります。
これでは、社内SE以外に転職しようと思ってもアピールできるスキルにはなりませんね。
ユーザーから業務内容を聞き取るスキルはあると思うのですが、同じ社内のことなので、業務を知っていて当然です。
他の会社に移って、すぐに力が発揮できる訳でもありません。
こうやって考えると、社内SEが転職するのは、かなり難易度の高いことなのかも知れませんね。
社内SEに転職するより社内SEから転職する方が難しい
年齢の壁さえ考えなければ、SIerなどで開発SEをやっていた人が社内SEに転職するのは、難しくないと思います。
IoTやDXでシステム開発を内製化しようとしている企業が多いので、ニーズもあります。
難しいのは、社内SEが社内SEや開発SEに転職しようとする場合です。
求人募集があっても、それに応えられるスキルがありません。
開発SEが社内SEに転職した時点で、先が無いと考えた方が良いでしょう。
社内SEになった後は、PMなどを経験して、マネジメントスキルを磨き、よりハイクラスの転職を目指すのが良いと思います。
ハイクラスの転職サービスといえばコチラです。