「どうすれば良かった」のか正解は書かれていません。
それがわかれば、すでに実行していて、後悔していないことでしょう。
リストに挙げた「やめなければ良かったこと」も私がそう思っているだけで、本当は「やめて良かったこと」なのかも知れません。
まだ、結果は出ていませんが、40代でやめてしまったことで、最近になって困っていることを挙げています。
たとえひとつでも、私の経験があなたの役に立てば、うれしいです。
この記事の内容
40歳で雇い止めにあう
30代の頃は、それなりに稼いでいました。
40歳で雇い止めにあうまでは快適な人生でした。
雇い止めにあって、再就職先が決まるまでの人生を簡単にご紹介します。
雇い止めにあうまでの人生
- 29歳で結婚し、次の年に第一子誕生
- 中小企業診断士試験に合格
- 東証一部上場企業で派遣社員として勤務
- 年収は同世代平均の倍
半年間の無職生活
- 40歳で雇い止め
- ハローワークに通い、半年間、貯金と失業保険で生活
- 50社以上に手書きの履歴書を送り続けヘトヘトになる
- 希望する条件を見直して再就職先を決める
年収が1/3になった再就職先
- 再就職先の職種は配送センターの軽作業
- 年間休日は90日
- 年収は以前の1/3
たとえ40歳で雇い止めにあっても、継続して同じ職種で仕事ができれば良かったと思います。
私は、何とか再就職できましたが、以前と全く違う職種で、年収はそれまでの1/3です。
職種は勤務しはじめてからすぐ社内SEに変わることができましたが、年収は変わっていません。
支出を止めなければいけないと思い、40代でやめたことがたくさんあります。
40代でやめたことリスト
年収が1/3になり、生活費を切り詰めなければいけないと思い、私が40代でやめたことリストは以下の通りです。
- 外食
- 旅行
- コンビニ
- 車両保険
- 投資信託
- 飲み会
- 携帯電話
- 年賀状
- 中小企業診断士
- 読書
外食
外食代は私が払うという暗黙のルールが我が家にあります。
妻の家事負担を減らすため、週末は、よく外食をしていました。
ファミレスとか、ラーメンとか、回転すしとかですが、家族で出かけるとそれなりの出費になります。
再就職後は、子どもの誕生日ぐらいしか、外食ができなくなりました。
旅行
外食代と同じく、大きなイベントの費用は私が払っていました。
生活費として家庭に入れている金額とは別になります。
30代の頃は、年に1回は、東京ディズニーランドに行っていました。
旅費やホテル代、パークのチケット、滞在中の食事代など考えると、1回で十数万円はかかります。
ディズニーランドの他に、親を誘って温泉に行ったりすることもありました。
再就職後は、そういった旅行に行ったことがありません。
旅行といえば日帰りです。
子ども会の旅行が毎年あったので、助かりました。
コンビニ
30代の頃は、勤務先が街中にあったため、通勤途中でコンビニに立ち寄ったり、ちょっとコーヒーを飲んだりすることがありました。
35歳ぐらいまで喫煙していたこともあり、コンビニを利用する機会は多かったです。
コンビニに寄れば何か買い物をします。
コーヒーショップに入れば、コーヒーだけでなく、簡単に食べたりします。
細かい出費ですが、トータルで考えると結構大きくなります。
再就職後は、自宅から会社まで車ですぐなので、コンビニに寄らなくても生活に困りません。
車両保険
支出を切り詰めたかったことが大きいのですが、自動車保険の車両保険を車対車の事故限定にしました。
生命保険は以前から必要最低限しか加入していなかったのですが、自動車の運転に自信が無かったので、自動車保険は万全にしていました。
車を小さくしたことと車両保険を限定にしたことで、自動車保険が大幅に安くなりました。
投資信託
40代というか、再就職先を探していた頃、生活費に充てるため積み立てていた投資信託を解約しました。
再就職した後に再開すれば良かったのですが、そこまでの余裕がありませんでした。
飲み会
体質的にお酒を受け付けないので、飲みに行くという習慣がないのですが、誘われた飲み会には参加していました。
しかし、上司に誘われてもおごってくれる訳でもありません。
後輩を誘っても、喜んでくれる訳でもありません。
それなら、と思って、全ての飲み会に参加するのを止めることにしました。
行かなかったら行かなかったで、どうということもありません。
携帯電話
再就職後の話です。
仕事を終え、帰宅途中に携帯電話が鳴りました。
上司からの電話でした。
上司は電話番号を知らないはずなのに、なぜ?と思いました。
確認したら、採用担当者に聞いたそうです。
確かに履歴書には連絡先として記載しました。
しかし、それは採用に関係するからです。
私の電話番号を知った上司は、他の人にも、私の電話番号を教えていました。
会社から貸与されている訳でも無いのに、仕事中もプライベートの携帯電話にかかってくるようになりました。
携帯電話代が負担になっていたこともあり、携帯電話を解約しました。
電話帳ぐらいは残しておけば良かったのですが、それまでの知り合いに連絡することも無いだろうと思い、全て処分してしまいました。
今なら楽天モバイルがあるので、携帯電話も手軽に持てます。
年賀状
何年も会っていないのに、年賀状だけのお付き合いという人がたくさんいました。
この先も会うことがないだろうと思う人には、年賀状を出さなくなりました。
徐々に年賀状が減っていったので、年賀状をいただいた人にだけ返信するようになりました。
今年は全く出さなくなりました。
中小企業診断士
20代の頃、勉強して中小企業診断士の資格を取得しました。
取得した当初は、年に1回の座学講習を受ければ更新できたのですが、制度が変わり、実務を行っていない人は実務補修が必要になりました。
再就職先の会社で、中小企業の経営診断を行うことはないので、資格を更新しませんでした。
以前は名刺の肩書に使ったりしていたのですが、今は名乗れません。
読書
40代は、本当に本を読まなくなりました。
全く読んでいない訳ではありませんが、30代の頃に比べると差がありすぎます。
本って、意外とお金がかかります。
お小遣いもギリギリなので、本を買わなくなりました。
年に何回かは図書館に行って本を借りてくるのですが、近所の図書館がカビ臭く、あまり行きたくありません。
もっと利用しやすい図書館が近くにあれば良いのですが・・・。
50歳で転職しようと思った理由
40歳の時に再就職先を探すのに苦労したので、この先、転職することはない、と考えていたのですが、少し事情が変わってきました。
50歳になった私が転職しようと思った理由は以下のとおりです。
- 子どもの進学でお金が必要になった
- 10年勤務しても昇給なし
- 年収は同世代平均の半分
- 今でもWindowsXPを使っている職場
- 社員に投資しない会社
子どもの進学は、生まれた時から予想ができたことですが、私の収入が予想以上に増えず困っています。
子どもも努力してくれていますが、お金があった方が選択肢は増えます。
何より、10年間も仕事をしていて、自分の成長が感じられないのが辛いですね。
技術的には10年前のままで、人間的にはクズになりました。
40代でやめなければ良かったことリスト
再び転職したいと思った50歳の社内SEが、40代でやめたことの中から「これは失敗だったなぁ」と思う、やめなければ良かったことリストは、以下のとおりです。
- 投資信託
- 飲み会
- 携帯電話・年賀状
- 中小企業診断士
- 読書
投資信託
投資信託は、金額を減らしてでも続けておけば良かったと思います。
定期購入していたので、解約するタイミングの関係で、その月の引き落とし分だけ口座に残ったままになりました。
それが、今では倍以上になっています。
10年前の日経平均株価は1万円を切っていました。
最近は3万円近くです。
3倍近くになっていますね。
飲み会
50代で転職しようと思った時、頼れるのは友人や知人です。
こんな時だけ頼られても困るかもしれませんが、人脈が多いほど、仕事で有利に働きます。
人脈を維持するのに、最も有効なのは、飲み会だと思います。
政治家があれだけ批判されても宴席をやめられないのは、それだけの効果があるからでしょう。
携帯電話・年賀状
人脈という点で、過去に使っていた携帯電話の電話帳を捨ててしまったのは勿体ないことでした。
携帯電話が無いので、相手からの連絡も届きません。
30代の頃、一緒に働いていた人たちも、私と同じように年を取ります。
中には昇進した人もいます。
新聞に掲載された人事異動で名前を見つけることもあります。
こんな時だけ連絡しても相手にされないかも知れませんが、そういった知り合いがいるというだけで気持ちに余裕が出てきます。
中小企業診断士
転職しようと思った時、中小企業診断士の肩書は強力です。
以前、ITコーディネーターという資格も持っていたのですが、その時は資格保有者リストを見たと言って、転職エージェントから誘いを受けました。
実力は別として、資格を持っているというだけで、第一印象が良くなります。
読書
読書は、今からでも取り戻せることなので、50代になって再開しました。
直接の効果はハッキリしませんが、国が基礎研究に投資するようなものだと思います。
効果は10年後にわかるはずです。
60歳になった時、「やっぱり読書していて正解だよね」と言いたいですね。
このブログのあとがきを、Himalayaで音声配信しています。
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