社内SEを中途採用するならどんな人が欲しいですか？希望する人材！

2021年9月17日 2022年7月30日

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

転職できなかった52歳社内SEのおぐです。

社内SEと言っても、企業によって、その職務内容はバラバラです。

システム開発がメインでプログラミングのスキルが重視される会社もあれば、社内で開発は行わないので概要設計と外注のコントロールができれば良いという会社もあります。

アプリがメインの会社もあればインフラがメインの会社もあります。

基幹システムが担当範囲の会社もあれば、社員が使うスマホや複合機まで担当する会社もあります。

本当にバラバラなんですよね。

にもかかわらず、雑な求人要項で募集している会社が多すぎです。

面接に行って、初めて「そんな人材が欲しかったのですか？」ということがあります。

希望する社内SEを採用するためには求人概要に何を書けば良いか考えてみます。

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この記事の内容

希望する人材がわかりやすい求人情報の例

私が最初に面接を受けたた社内SEの求人情報には、以下のように業務内容が記載されていました。

【具体的には】
・ERP導入
　(具体的な製品名)の導入
　親会社(海外)のIT部門による開発窓口
　仕様の社内調整、開発ベンダー(海外)の窓口担当
　基本設計、マスター整備、移行計画
・ERPシステムに関するIT基盤整備
　ネットワーク構成管理、NW監視の構築
　ユーザー基盤認証の構築、仮想化基盤の導入および運用
・親会社(海外)との業務連携
　情報セキュリティ教育、情報セキュリティ管理者業務

ERPパッケージの導入がメインの仕事ですが、アドオンの開発は親会社主導で行われているため、親会社の指示を受けて作業できるシステム担当者が欲しかったようです。

それほど高度な作業は発生しませんが、親会社からの要求が厳しいので、メンタル的にタフな人材を求めていました。

そんなこと、求人情報のどこにも記載されていませんが、海外とのやりとりが多そうなので、何となく読み取れました。

仕事内容の割に年収が高かったので、何か裏があると思ったのですが、儲かっている会社だったので、それぐらいが社員の平均年収だったようです。

転職エージェントが仲介してくれていた案件だったので、求人情報も、よりわかりやすい内容に仕上がっていたように思います。

希望する人材がわかりにくい求人情報の例

ありがちと言えば、ありがちなんですが、以下のような「仕事内容」が書かれていると、誰でもできそうな気がします。

社内SEとしてIT化の企画・運用、インフラの運用・サーバ運用・保守業務全般

【具体的には】
今までの経験やスキルに応じた業務からスタート！

●社内SE/サーバ運用
●自社システムの企画・選定・運用・保守、点検作業
●社内全体のIT化推進・改善業務など
●インフラの整備・運用・保守、点検作業
●PCや周辺機器のセットアップ、環境整備
●PCやシステムに関するヘルプデスク業務

さらに「求めている人材」として以下のようなことが書かれていました。

社内SEの業務経験がある方　※VBAのスキルがある方歓迎

【具体的には】
業界未経験の方歓迎

●社内SEの業務経験がある方
●業界問わずインフラ構築などの経験がある方
●システム導入に伴う業務の経験がある方
●システム管理・運用・保守の経験がある方
●周りとコミュニケーションを取りながら進められる方
●周りの人の要望など聞ける方

私は「※VBAのスキルがある方歓迎」に引っかかって応募したのですが、よく読むと「業界未経験の方歓迎」など、システム関係の仕事をしている人なら誰でも該当しそうな内容になっていますね。

この求人情報は、転職サイトに掲載されていたものですが、具体的なOSや言語、使っているツールなど、記載されていない求人情報はたくさんあります。

実際に面接を受けてみて「そりゃ書けないですね」という事情が分かるのですが、スキルよりも人物重視の求人が多いことに気が付きます。

そして、年収と年齢ですね。

ぼんやりとした求人情報ほど、社内SEをシステム関係の雑用係ぐらいにしか考えていない会社が多く、わからないから誰かやって、という雰囲気に溢れています。

その上、コストセンターという認識なので、「なるべく安く」と考えているようです。

それなら、正社員を雇うのではなく、運用まで外注してしまえば良いのですが、そこまで勇気は無いようです。