転職した52歳社内SEのおぐです。
私を採用した中小企業の創業社長をひと言で表現すると「話し好きのおじさん」です。
最初の面接の時から私の意思なんておかまいなしに会社の現状や開発を進めている基幹システムの概要、問題になっていることなどを話しまくっていました。
私はただ圧倒されていて「へー」とか「ホー」とか言っていただけでしたが、めでたく採用となりました。
会社の成長フェーズによって異なると思いますが中小企業の創業社長が求める人材について考えてみます。
この記事の内容
創業社長とのある日の会話
VBA知ってるって言ってもDAOとXMLじゃ全然違うし。
けど必要なら仕方ないな。勉強しながら覚えてみよう。
創業社長は、私がプログラムを作っている間に次のことを考えていたようで、そちらの事が気になって仕方ないみたいです。
夜中でも休日でも、LINEでメッセージが届きます。
何かアイデアが思いついて興奮してしまうと、電話がかかってきます。
すぐ行動しないと気が済まないんでしょうね。
創業社長の考え方
私ごときが創業社長の考え方を語るなんておこがましいですが、優秀な経営者は動きが早くて、すぐ行動します。
それは、失敗することを途中経過だと考えていて、成功するまでの過程だと思っているからです。
私のような平凡サラリーマンは、失敗も成功も結果なので、失敗しないように考えてから行動してしまいます。
発想の根本が違いますね。
創業社長は、全ては自分の責任と考えて行動しているからだと思うのですが、良くも悪くも身勝手で部下の感情を逆なですることがあります。
前の段落での会話のように、それまでの努力をあっさり無視して、次の行動を求めたりします。
人によっては、それを朝令暮改と感じて、辟易としてしまうようです。
私も、20代の頃は、社長に振り回されているような気がして、とても嫌でした。
朝令暮改どころか、打ち合わせの5分後には、全く違うことを言い出したりする社長でした。
いくら途中まで作業が進んでいたとしても、自分の思っていたことと違うと変更させます。
その時々で、自分が最善だと思うようにしたいみたいです。
会社の規模によって変わる考え方
創業社長がワンマンで判断して会社を経営できるのは、従業員が20~30人ぐらいまでの規模だと思います。
業種や業態によって変わるかも知れませんが、製造業の場合、町工場レベルが社長ひとりの判断で経営できる限界でしょう。
それよりも規模が大きくなってくると、社長の目が届かないところが出てきて、何かしらの仕組み化が必要です。
自分と同じ判断ができる部下を育てる必要があるかも知れません。
既存事業は誰かに任せ、自分は新規事業に注力するなどの分業が必要になるかも知れません。
何にせよ、創業社長が優秀であれば、会社は大きくなります。
大きくなれば、創業社長ひとりでは経営できなくなります。
徐々に、自分の思い通りにならない部分が出てきます。
それを防ぐのが「仕組み化」です。
私が、携わっている仕事は、その仕組み化の部分です。
既存事業をスムーズに運営できるように基幹システムを構築して後継者に任せ、創業社長は新しい収益の柱を作っていくことに注力したいという思惑があります。
52才平凡サラリーマンが転職できた理由
1年以上、転職活動をしていましたが、転職できたのは偶然です。
タイミングが良かっただけですね。
振り返ってみると、この会社に応募した理由が、よくわかりません。
全く覚えていないというか、エントリーしたのかどうかも記憶にありません。
面接の連絡が来ても、ギリギリまで行くかどうか迷っていました。
たまたま、その日、近くにある別の会社を受けることにしたので、そのついでに寄ることにしただけでした。
とても失礼な話ですが、きっかけはそんなもんです。
実際に、社長に会ってみて、とても人間的に魅力を感じ、転職することにしたのですが、求人情報ではわからないことばかりです。
WEB面接が多い、今の転職活動では何のアドバイスにもなりませんが、求人サイトの情報だけではなく、実際の会社を見て、人を見てみないとわからないことがたくさんあります。
ここでめぐり逢えたみなさんにお願いです!
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