私にとって社内SEが適職なのかどうかはハッキリしませんが、これまでに最も長く経験している仕事が社内SEです。
社内SEと言っても、そのスキルは人によって大きく異なり、ユーザーレベルで少しパソコン設定ができるぐらいから、システムコンサルよりも適切なシステム設計が行えるような人まで様々です。
社内SEについておすすめする人やその理由について解説していきたいと思います。
私が社内SEになったいきさつ
私がはじめて社内SEの仕事をするようになったのは、新卒で入社した会社での事です。
始めは、顧客向けのシステム開発を担当していたのですが、次第に社内システムの開発を担当するようになり、最後は社内SEという立場になっていました。
なし崩し的に社内SEになった感じです。
社員数が200人ぐらいの規模の会社だったのですが、当時はWindowsもなく、部署に数台のオフコンの端末かワープロがあるぐらいの時代だったので、社内SEといっても社内システムを開発する人、という感じでした。
私が社会人になって数年した頃、Windows95が発売され、徐々に職場にパソコンが普及し始めました。
パソコンが普及するにつれ、Windowsの設定を覚えたり、サーバーの設定を覚えたり、ネットワークの設定を覚えたりして、開発からユーザーサポートを行うような社内SEの仕事を覚えていきました。
20代後半から30代の頃は、転職して大手企業でシステムコンサルの仕事などをしていましたが、その後、転職に失敗して、今の会社で社内SEをするようになりました。
その辺りの事はコチラでも紹介しています。
消極的な理由に見えるかもしれませんが、社内SEはおすすめです。
私が社内SEをおすすめする理由をご紹介します。
社内SEをおすすめする3つの理由
仕事を選ぶ基準は人それぞれで、私は私の基準で今の会社を選んだのですが、そのあたりのいきさつはコチラで紹介しています。
実は、嫌な事を洗い出して、それに該当しない会社を探して、残ったのが今の会社なんです。
それも、最初は社内SEとして採用された訳ではなく、いつの間にか社内SEとして仕事をするようになりました。
先ほど紹介した記事で挙げている社内SEをおすすめする理由は以下の通りです。
社内SEをおすすめする理由
- 仕事内容が決まっている
- 勤務場所が決まっている
- 職場のメンバーが決まっている
会社の規模や業務内容によって違うかも知れませんが、多くのシステム開発会社のSEと比べて社内SEはこういった傾向が強いと捉えてください。
それぞれ、内容を見ていきます。
仕事内容が決まっている
仕事内容が決まっているというのは、システム開発会社の開発系SEだと、受注した仕事によって、開発言語や環境が変わる事が多いので、比較して社内SEは仕事内容が決まっているという書き方をしました。
社内で使っているシステムは、リプレスとかなれけば、同じOSやプログラミング言語で開発が続くと思います。
経理システムを開発して、購買システムを開発して、といった業務の違いで開発環境が変わるかも知れませんが、比較的、同じような開発環境での仕事が続くと思います。
私の場合は、未だにWindowsXPのシステムをメンテナンスしたりしています。
変わらないにもほどがありますね。
勤務場所が決まっている
これもシステム開発会社のSEだと、受注した会社に常駐して開発作業を行う事がよくあります。
その場合、プロジェクト毎に勤務場所が変わってしまいます。
私のように電車に乗るのが苦手な人は、勤務場所が変更になると大きなストレスです。
自動車で移動できれば良いのですが、事故のリスクも考えて、それが許されている会社は少ないですね。
現在は、リモートワークが増えているので、別の意味で働きやすくなっていますが、開発系SEよりも社内SEの方が移動は少ないと思います。
職場のメンバーが決まっている
これも、開発系SEの場合、プロジェクトによってメンバーが異なり、違う人と仕事をすることになります。
もちろん、その方が良いという人もいるので、人によって違うと思いますが、私は、同じ人との仕事が続いた方がストレスが少なくなります。
人見知りというと引っ込み思案な感じがしますが、正直、あまり人と関わり合いたくないのに、それを理解してもらうまで、飲み会の誘いを断ったり、ミーティングに参加しなくて嫌味を言われたりするのが面倒です。
いつも同じメンバーで仕事ができる安心感がおすすめです。
社内SEに強い転職サービス
- 顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】:業界を熟知したキャリアアドバイザーが、エンジニアのキャリアを徹底サポート
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科学的な適職って何?
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「科学的な適職」という本があります。
中田敦彦さんがYOUTUBEの動画で解説しています。
⇒ https://youtu.be/fPoL-xAMrQ0
科学的というだけあって、多くの研究データを分析されたようです。
本書の中で「仕事選びにおける7つの間違い」や「仕事の幸福度を決める7つの徳目」が紹介されています。
間違った仕事選びをしていないか気になりますね。
「好き」な仕事とか、「適正」にあった仕事なんて、子供にもアドバイスしてしまっています。
自分は、その方法で選んで失敗しているくせに、子供に、それをさせようとしているのは愚かな事ですね。
同意できる事がたくさんありますが、この本の内容にで違和感を感じるところもあります。
仕事の幸福度を決める「7つの徳目」が挙げられていますが、これって、どうやったら入社前にわかるのでしょうね?
入社してみないとわからない事ばかりのような気がします。
この「7つの徳目」が入社前からわかるのであれば、会社と人材のミスマッチも減りますね。
それでも参考になる事がたくさん書かれている本だと思います。
中でも「攻撃型」「防御型」のモチベーションタイプは知っておいた方が良いと思います。
転職を考えていたり、就職活動を始める学生さんには、是非読んで欲しい1冊です。
⇒ 科学的な適職 4021の研究データが導き出す [ 鈴木祐 ]
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会社に入る前は、給料や会社の知名度に注目しがちですが、仕事をしていると他にも大切な事が見えてきます。
給料は安いより高い方が良いですが、残業してまで稼ぎたいと思わなくなりました。
以前に比べて、ブラックな職場環境の会社は減っています。
転職のニーズは複雑になってきているので、それに対応してくれる転職サービスを選びたいですね。
大手の転職サービスは案件も豊富ですが、エンジニアの気持ちがわかる、エンジニアに特化した転職サービスも気になります。
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