
著者の北野唯我さんは、『転職の思考法』の他に、『天才を殺す凡人』や『OPENNESS 職場の「空気」が結果を決める』なども書かれています。
この記事の内容
転職の思考法を読もうと思った理由
転職しようと活動を始めたのですが、全く上手くいきません。
上手くいかない理由は何となくわかっているつもりですが、上手くいくための方法が全く見えません。
だから苦戦しているのですが・・・。
転職活動が上手くいくように何をどうしたら良いのか、方向性を見つけたいと思い『転職の思考法』を読もうと思いました。
行き詰っている現状を打開したいですね。
転職の思考法を読む前に気になったキーワード
『転職の思考法』の表紙や目次、この本を解説するYoutube動画やネットの記事などを見て、気になったキーワードは以下のとおりです。
KEYWORD!
- マーケットバリュー
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性
- 仕事がなくなるサイクル
- マーケットバリューの高め方
- 複数のベンチャー企業が参入している業界
- 既存業界の非効率を改革している業界
- マーケットを見て仕事をする
- ピボット型キャリア
- 自分に合った働き方
- Todo型とBeing型
- 自分にとってちょうどいい仕事か
- 自分を信じられる仕事か
- 生きる「手段」としての仕事
- 「やりたいこと」なんて必要ない
キーワードというか、タイトルというか、センテンスですね。
この時点で、かなり凹んでいます。
「マーケットバリュー」
私の転職活動で全く欠落していた概念です。
私みたいなおじさんを使ってくれるなら、どこでもいい、と思っていますが、そんな訳ありませんね。
転職の思考法を読んだ後に重要だと感じた3つのキーワード
『転職の思考法』を読んだ後に重要だと感じた3つのキーワードは以下のとおりです。
KEYWORD!
- マーケットバリューの高め方
- 自分にとってちょうどいい仕事か
- 「やりたいこと」なんて必要ない
私が高校生の時、「将来、どんな仕事をしたいか?」と担任に聞かれ「大人になった時の世の中を見て決めたい」と言った同級生がいました。
その時は「何を言っているんだ」と思っていましたが、今は彼の言っていたことが正しかったと思えるようになりました。
私が子どもの頃は知らなかった仕事が、たくさんあります。
狭い子どもの世界では見る事ができない社会の裏側がたくさんありました。
私が子どもの頃に無かった職種が、今はたくさんあります。
科学技術が発展し、新しい産業が生まれています。
それでも、子どもに「やりたいこと」を聞いてしまいがちです。
大学を決める時、研究室を決める時、就職先を決める時。
正論ぶって聞いてしまうのですが、間違っているのでしょうね。
自分が「やりたいこと」を考えて就職先を決め、失敗したことなど棚に上げて、子どもにも同じアプローチしか出来ないなんて、親としては残念です。
役に立たないと思われているのか、最近、子どもが相談してこなくなったのが、救いです。
転職の思考法を読んだ結果
『転職の思考法』のような本がベストセラーになるぐらいなので、転職に悩んでいる人は多いと思います。
読んでみて率直に感じたのは、私のようにキャリアの構築に失敗したおじさんが読むような本ではありませんね。
もっと若い人が、よいキャリアを積み上げていくために必要な本だと思いました。
ただ、私は、このタイミングで『転職の思考法』を読んで良かったと思う事がありました。
それは、「自分にとってちょうどいい仕事か」を考えずに求人オファーに応募しようとしていたからです。
転職活動を始めて、すでに100社以上応募したと思います。
ネットの転職サイトを利用していますが、希望する条件を入力すると、すでに応募した会社ばかり表示されます。
かなり煮詰まってきているので、希望条件を少し変更しようか悩んでいました。
そんな時、とある企業からオファーが届きました。
自分が希望している企業よりも規模が大きく、仕事内容も難しそうです。
これからも成長していく会社だと思うのですが、既に大きな会社で、求められるスキルが私のスキルよりも高いのではないかと思います。
要するに「ビビッている」訳です。
もちろん、企業からオファーが来ているので、それなりに事前調査した結果だと思いますが、自分に自信がないので躊躇してしまいます。
キャリアアップして転職するためには、多少は自分の能力を高く見せる必要があると思いますが、やりすぎると入社してから辛くなります。
「自分にとってちょうどいい仕事」が何か、よく考える機会になりました。
ANSWER!
- 自分にとってちょうどいい仕事か
『転職の思考法』を読む時の命題とした「転職活動が上手くいくように何をどうしたら良いのか」に対する答えは「自分にとってちょうどいい仕事」を考えて活動することにしました。